2か月の外出禁止生活(5歳児と2歳児の子育て、在宅勤務)を経て、自分の価値観ふくめ、いろんなもの、いろんなことを見直す機会がありました。
昨日から段階的に外出禁止が緩和されているところ、今日は、備忘録的に、そのまとめを上位3つずつ、記録に残しておきたいと思います。
良かったもの
第三位 創作系の子ども用おもちゃ類
子どもたちはかわいくてかわいくて仕方がないんですが、ご飯の準備、急な仕事の電話対応などの時にもおかまいなく「おかーさーん」「おかあさんちょっとこれみてみてみて」と四六時中呼ばれると、イライラしないでおこう、、、と思っていても、なかなか難しく。
子どもたちからのかまって攻撃をかわすため、創作系おもちゃは本当に助かりました。
ねんどセット
たまたまスーパーで安売りしていて、30個くらい色が入ってる大きいセットと、おもちゃのセットを買ったのですが、これがイイ!
色が混ざってしまうことを恐れず、勝手につかっていいよ~、と渡してあげると大喜び。お料理キットつきで、二人一緒に遊んでくれて、45分くらいはもちました。
パズル
絵柄問わず。5歳の長男にのみ、通用しました。2歳児には少し難しすぎたようでしたが、これから年齢が上がってくると大丈夫だと思います。
トランポリン
3月下旬に購入。フランスでは日本よりも安いのか、しっかりしたつくりのものを150ユーロで購入(上のイメージよりも倍ほど大きいです)。子どもたちと一緒に、体を動かすために毎日使っています。
デメリットは、常に外に出しっぱなし(都度片付けるタイプではない)ので、掃除が必要なところ、田舎の家でなければ、置き場所がないところ。
大人でも思ったより楽しめます!
時間があったら、トランポリンのジムも挑戦したいなあ。
第二位 最新のiPhoneとワイヤレスイヤホン
2019年1月(もう1年以上になりますが)に、それまでのiPhone5Sから、当時最新型だったiPhoneXに乗り換えました。
今から思い返せば、高かったけど、これはよかった。
わたしは日常的に使っているアプリは3つほどですが、それでも動きが早くなり、それまで諦めていたいろんなことを、携帯電話でするようになりました。
Kindle読み上げ機能とか。
今まで、iPhoneの容量やバッテリー的に躊躇していたものが、心理的に「よし、やってみよう!」と思えるようになったことが大きい。
ワイヤレスイヤホンも同時に導入したので、音楽聞きながら作業したり、メール打ちながら電話できたり、家事しながら音楽聴いたり。
今までなんでやってなかったのか!という発見がありました。
おすすめです。
第一位 (外出禁止生活の時の)居心地のよい在宅環境
規模の大きい話なのですが、今回の外出禁止、学校閉鎖が決まってから、本当に何度も感謝をしたのが、義理の両親の、田舎の別荘の存在。
庭があり、乳牛が家の裏で放牧されていたり、お隣さんの羊が家の近くまで遊びに来たり、と、子どもたちも興味津々。庭ででんぐりがえしして遊んだり、砂遊びしたり、トランポリンしたり。外出禁止の重苦しい雰囲気を感じさせず過ごせたのは、本当にありがたいです。
パリに住んでいて、これはイイ!と思うのは、「なんでも手が届く」こと。買い物や子どもの習い事、仕事の多さはもちろん、美術館や映画などのエンターテインメントが多い点。公共交通網が整っている点。しかし、今回のように外出禁止、学校閉鎖になると、これらのサービスは供給されないし、仕事も自宅勤務。となると、やっぱりパリのメリットはほぼ皆無。
義理の両親のありがたい心遣いには感謝してもしきれません。文化の違いや性格の違いで、これまで多少のいざかいはあったものの、お互い努力をして、関係を構築できていたからこそ、今回の居候が実現したと思っています。
これからもお世話になります。
余談ですが、フランスでは、郊外の不動産の値上がりと同時に、パリの不動産が下落傾向にあるようです。在宅勤務で都市圏に住むメリットを見直す人が増えているみたい。
www.leparisien.fr
さて、ここからは、これまでは思ってもいなかったけれど、今回を機に見直したいものベスト3です。
見直したいもの
第三位 仕事着や仕事用の化粧品
職業が金融業界ということもあり、出勤は上下スーツ、インナーもおとなしめのカットソー、靴も無難な黒、という服装でしたが、100%在宅勤務となった今、これらはすべて、お蔵入りしております。
お化粧品も、それまで使っていたメイク系ラインナップから、基礎化粧品系にシフト。色をつけて誤魔化すよりも、基本で勝負!という心意気になりました。
もちろん、外出規制が緩和されて、また出勤するようになったら毎日身に着けるものではあるのですが、それほど投資するものでもないな、と感じるきっかけになりました。お化粧品は特に、流行の色よりも、基本さえしっかりしていれば美しい!はず。
服装も、傷んだものは処分して、最小限で着まわすのがよい、と実感。
パリに戻ったら断捨離!断捨離!
職業柄、肩書きの高いお客さんに会う機会があるので、その時にみすぼらしくない範囲で、見直ししたいと思います。
第二位 通勤時間
これは、日仏問わず、在宅勤務のみなさんが思われていることかと思います。
通勤時間がなければ、例えば、8時55分まで家の用事をして、9時から、ハイ仕事!ができるんですよね(当たり前ですが)。終業も同じく。
いつもだったら、8時過ぎたら鬼のような形相で子どもを急かして、8時20分の登園(幼稚園と保育園)を死守、そして職場までダッシュ!という生活だったのに、朝晩約45分ずつ、約1時間も儲かるのですよ。
いつ出社指示がくるかびくびくしていますが、在宅勤務、定着してほしい。
個人的には、週一ペースで職場へ出勤、が希望です。
第一位 ノートPC
急に在宅勤務に切り替わったものの、残念ながら職場からPCの支給はありませんでした。2019年12月のストライキの時に、新しいPCを買おうか迷ったのですが、結局買わず、大変後悔しています。
わたしが使っているのは、主人のおさがりのMacbook Proで、とても性能がよいものなのです。が、2012年のモデル(!)のため、毎日稼働させるには、いろいろと不便な点がでてきました。バッテリーも1時間半しかもたないので、常に電源もちあるいてます。
こんなことなら、お手頃価格の、最新のWindowsのノートPC買っとけばよかった。
とほほ。
もう少し落ち着いたら、WindowsのノートPC買おうね!!と話しています。情報のインプットはタブレットでも十分ですが、仕事含め、何かアウトプットしたい時は、やっぱりちゃんとしたPCが効率が良いです。
余談ですが、最近のノートPCってDVDドライブないものが主流なんですかね。今のMacbook ProはDVDドライブがついているので、子どもに日本語のDVD見せるのに重宝してたのですが、最近はDVDプレーヤーも50ユーロくらいで売ってるし、PCとはもう切り離されているんですかね。
昨日5月11日からやっと!飲食業を除くお店や、一部の公共機関が開設されるようになりました。100km以内の移動であれば、外出許可証の携帯も不要になりました。
とはいえ、100km以上の外出にはまだ許可証の携帯が必要ですし、毎日、病床の空き状況を表す地図が発表されており、パリはまだまだ赤色。
今わたしたち家族がいるのが、緑の地域。
緑→赤の移動は100km以内であれば可能である一方、赤→緑は、原則許可されていません。
フランスのマクロン大統領が「学校の再開」を優先したい、とアナウンスしており、学校も段階的に登校可能になるようですが、再開に向けてのハードルもかなり高いようです。
うちの子どもの幼稚園の場合、全校生徒約200名に対し、今週受け入れ可能な人数は約1割の24名、それに対し、登校希望者数は全体の約3割の70名とのこと。
まだまだ全校生徒の登校は先になりそうです。
もとの生活に戻れるかな〜?と思ったものの…このまま7月の夏休みに入る覚悟。
とても楽しみにしていた、毎年恒例の日本里帰りも、なんだか雲行きがあやしくなってきました。
唯一救いなのは、フランスではちょうど春から初夏にかけての気持ちがいいお天気が続いていること。
気持ちをおおらかに、余裕を持って過ごしたいです。
今日はここまで。
今回のリスト、みなさんの参考になれば嬉しく思います。