info from Paris パリで考えるブログ

大阪出身パリ在住10年フルタイムワーキングマザーの日常生活と頭の中

フランスの本気を見た 新型ウイルス対策

先週から、急すぎる発表が相次いでおり、慌ただしいフランスです。

 

 

先週の木曜日20時に、大統領の演説があり、

新型ウイルス対策で様々な施策が発表されました。

 

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我が家で一番影響があったのは、

「翌月曜日から、大学、学校、保育園を、無期限に完全閉鎖すること」

「対象となる保護者には、社会保障から給与は保障されるので、子どもの面倒を見るための休暇を申請すること」

でした。

 

 

え〜まさか、というのと、やっぱり来たか〜という感じ。

 

 

翌日金曜日に出勤してすぐ、人事部が説明会を開催し、上述の「子どもの面倒を見るための休暇」手続きの説明。

この時点では、人事担当者間でも手続きの方法が把握できておらず、とりあえずおひらき。

このままあいまいになるのかなー…と思っていました。

 

が、しかし!

 

10時にはすでに、国民保健のポータルサイトから、今回の休暇申請のための「特設サイト」のリンクが張られ、対象者の選定方法や、手続きも記載あり。

それを受けて、人事部から申請があり、あれよあれよという間に、休暇手続きが完了。

 

 

いつもは適当なフランスですが、このスピード感には、本当に驚き。

前日の20時からの発表をうけて、翌日朝には稼働させるように仕組みをつくり、サイトを設置。

本当は20時の演説内容が事前に説明されていたのかもしれませんが

「やればできるやんフランス!」

 

 

パリ市から金曜日の午後に来た一斉連絡連絡テキスト ↓

幼稚園閉まるよ〜

保育園閉まるよ〜 保育料は免除されるよ〜 と書いてます。

 

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そしてさらに驚きは続き、土曜日朝には、義務教育の子ども全員の保護者にメール。

CNEDという国が主体のオンライン教育受講ポータルサイトにて、子どものアカウントの作り方と、受講の仕方、また担任の先生からの連絡などがあったこと。

 

これも、木曜日の夜の発表をうけて…なので、ここでも「やればできるやんフランス!」

 

木曜日の発表の余韻が残っている週末、土曜日の20時には、追い討ちをかけるように、食料品や日用品、薬を販売する店舗以外の営業禁止が発表され、

日曜日の朝には、既にその体制になっている(カフェやレストランは閉まっている)という。

もうね、ここで「やればできるやんフランス!」を超え、「フランスの本気」を見せつけられました。

 

 

 

前日夜の大統領演説を受けて、

翌日朝には、社会保障国民健康保険を連動させ、オンラインサイトを稼働

翌々日朝には、教育制度に影響がないよう、オンライン教育ポータルの使用を指示

翌々日夜の追加政策に対し、(売り上げの影響が懸念されるにもかかわらず)、その次の朝には各商業施設で対応…という。

 

 

このスピードと連携!

今回のように、人命に影響を及ぼす、急を要する施策の場合、フランスでは与野党問わず政治家や官僚、一般市民が文字通り民官一帯となり、対応することを見せつけられました。

 

 

さて、視点を変えて、わが家の場合…

金曜日朝に、主人とどうやって役割分担するか相談してそれぞれ職場に連絡、

両社の人事がそれぞれの社会保障を申請、

金曜日の夜には、とりあえず翌週分の業務体制を整えることができました。

 

 

うちの職場は、希望者に対し、télétravail テレトラバイユ =在宅勤務 を許容、

ただし、課内で在宅勤務従業員の割合が一定を超えないよう調整のこと、というルール。

 

 

実はこの在宅勤務、以前は全く推奨されていなかったのですが、

2019年12月から2ヶ月続いた公共交通機関ストライキの際に環境整備がされ、それがここにきて功を奏した感じ。

わたしの在宅勤務専用アカウントも、2016年に作っていたものの、毎年の避難訓練の時しか稼働させていなかったところ、12月から頻繁に利用するようになりました。

 

 

フランス経済への影響、さらに世界経済への影響はかなり大きそうです。

エールフランス航空は2ヶ月間、最大で90%の運行を取りやめると。

www.francetvinfo.fr

 

スーパーマーケットでも、先々週くらいから、日持ちがするパスタやお米などが品切れ。

間引き運転を始めたパリ の公共交通機関でも、マスクと使い捨て手袋で防御しているフランス人をよく見かけたり、危機感をひしひしと感じるところ。

これまでマスクをつけるフランス人なんて、歯医者の先生くらいしかいなかったのに…

フランス人のおきまりのビズも、握手もなし。

 

 

これからとりあえず5週間、もしくはそれ以上、在宅勤務+在宅育児の体制で行くため、健康に気をつけつつ、気長にやりたいと思います。

同じ年齢の子どもがいる同僚は、これを機にNetflixに入る!子ども向けの番組があるから!と言ってました。

在宅で子どもたちが楽しく過ごせる遊びに思案します。

やっと少しずつ暖かくなってきたので、お天気が良ければ公園などにもつれていきたいですが、大きいところは閉鎖されてるし…

悩み中です。

 

 

 

今日はここまで。

フランスにお住まいで同じような境遇の方の励みになれば、

また、このエントリでフランスの現状を知ってくださる方がいらっしゃれば嬉しいです。