2020年1月に開催されたダボス会議の主要なテーマに、環境問題がありました。
パリでの日常生活でも、ぺらっぺらのスーパーのビニール袋が有料になったり、
職場のカフェのストローが紙製になるなど、
自分の生活に多少なりとも影響を感じる機会が増えてきました。
結果、買い物も、必ず買い物袋を持参、
キレイなパッケージの商品より、詰め替え用の商品を選ぶことが増えています。
そんな中、フランスで好きな習慣、簡易包装!
わたしが住んでいるパリ左岸の地区では、マルシェ Marchéが週2回あり。
商店街の中の生鮮食品専門店である
「お肉屋さん」、
「お魚屋さん」、
「八百屋さん」が、スーパーに負けない品ぞろえ。
一般的に、フランス人は食べ物には徹底的にこだわる人が多い印象。
少し遠くても、良い商品を扱っているお店までわざわざ足をのばしたり、
人気がなくても自分が「好き!」と思ったら、誰に何といわれようと
頑なにそのお店に通ったり...という話はよく耳にします。
日本ではスーパーマーケットでお肉もお魚も生活消耗品も全部買っていましたが、
パリに来てからは、新鮮で良い商品が必要な量だけ指定して買えるので、
大変重宝しています。
八百屋さんだと、薬味になるネギや、ちょっとだけ食べたいオクラなども、
自分で好きな量だけ袋に詰める→レジで計り売り、なので、大助かり。
フランス語で注文する必要があるので多少ハードルは上がりますが、
お肉も基本、人数分で注文。
店員さんが、
「このお肉なら4人分がだいたい△△グラムぐらいがいいですよ」
「たくさん食べるメンバーがいる会食なら〇〇グラムがおすすめ」
などとアドバイスをくれたり、
また細切れ肉だけをお願いしたり、ちょっと薄めに切るようお願いもしています。
料理をする身としては、使い切ることができて大助かり。
もちろんスーパーマーケットも利用しますが、生鮮食料品に限っていえば、
上述のような専門店より味も質もかなり落ちるため、
洗剤やごみ袋など生活消耗品の購入メインに利用しています。
...で、こういった専門店では、簡易包装が基本!
野菜や果物は基本、そのまま、自分のマイバックに入れます。
お肉もお魚、チーズも、紙でくるっと巻いただけのを手渡し。
どうせ家に帰ってすぐに冷蔵庫や果物入れに置くので、
一時的な包装で十分です。
この前、ちょっとオシャレなパン屋さんで買ったケーキも、この通り。
ちょっと崩れてますが、まあ許容範囲。
逆に大きい箱に入れられるとかさばって不便なので、
小ぶりの包装の方がわたしは好きです。
この生活に慣れると、日本の里帰りの時にちょっと買い物→
そのあと冷蔵庫に片付けたあとに出たゴミの量を見てびっくり。
確かに、パックにきれいに並べられてる果物やお魚、
ビニールで個別に包装されてる野菜は清潔感があり、購買意欲を掻き立てられますが、
結局は「食べたらおんなじ...」と思っています。
デパ地下のケーキ屋さんはその極みで、
ケーキ1つ買うだけで保冷剤+大きなロゴ入りのケーキの箱に入れられ、
その時はなんとなく満足した気分になるものの、
結局ゴミになる…
たかが1時間やそこらの移動時間のために、そこまでしなくていいのに…
と思ってしまいます。
ということで、フランスのいいところ「簡易包装」
パリでオシャレな包装が似合うのは、やっぱり贈り物をする時だけ。
日用品や食料品は、簡易包装に限る!と思っています。
今日はここまで。
ストライキも落ち着いてきて、少し心に余裕も出てきました◎
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