フランスで考えるブログ

フランス在住 大阪出身の金融業界フルタイム勤務のわたしの日常生活と頭の中

フランスでやって良かったこと 〜歯列矯正〜

 

フランスのいいところシリーズ、につづきまして、

フランスでやって良かったことシリーズ~

 

歯列矯正

 

 

フランスのいいところシリーズのエントリはこちら ↓

www.infofromparis.com

 

 

ここフランスでは、永久歯が生えそろうタイミングで歯列矯正を始めると

健康保険で全額補助されることもあり、

ほとんどの子どもが歯列矯正を始めます。

そのため「審美歯科」の意識が日本より高い。

 

 

異国で専門用語もはっきりわからない中、歯列矯正をしましたが、

結果、本当に良かったと思っています。

 

 

日本にいた時にも歯列矯正には興味はあったものの、

これ!というキッカケがなく、

そのまま社会人になり...

20代後半になり…

 

 

人と比べてめちゃめちゃ歯並びが悪いわけでもなかったので、

パリに引っ越して来てからしばらくは生活のセットアップに追われ、

歯列矯正のことも忘れておりました。

 

 

…あるキッカケがあるまでは…!

 

 

とある日、仏人主人と当時の私の職場の同僚たちが話をしていて、

「日本人て、ほんとに歯並びがよくないよね」

「お金の問題で手当てできないまま大人になっちゃったのかもね」

「人間の歯の本数は万国共通だけど、アジア人は顎のサイズが小さいから、歯があふれるのかもね」

「パッと、見た目だけで損するよね」

 

 

なーにー!

「見た目だけで損する」ですって!?

 

 

 

それから、エイっ!と一念発起

複数のルートから良さそうな矯正専門医をピックアップし、

予約を取り…

 

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3軒の歯列矯正医に見積もりを依頼しました。

 

1軒目

1軒目のキャビネA は、それまで通っていた歯科医の紹介。

すぐに予約が取れて、すぐに施術も始められる、とのことでしたが、

見積もり額は約80万円!

期間は3年とのことで、一旦保留。

(立地がパリ8区の高級住宅街、また待合室の雰囲気もやや商業主義的で、

自分の求めているサービスに違うところにお金が遣われてる感じ)

 

 

2軒目

2軒目は友人の友人のお子さんが当時通っていて、

すごく良い!と勧められたキャビネBへ。

取れた予約は最短で2ヶ月後でしたが、

その初回予約前に、指定されたレントゲン専門のキャビネに予約をとって行き、

口内全体のレントゲン写真を撮って受け取った上で、

初回の診察に来てください。レントゲンがなければ診察しません、と。

そしてその電話後すぐにメールで、

レントゲンを撮るキャビネのアドレスと処方箋が送られてきて、

とてもさっぱり、てきぱきした印象。

 

 

3軒目

2軒目と同じく友人の友人のお勧めのキャビネC は、

新規の患者を受け入れていないと言うことで、電話をしてすぐ終わり。

(フランスあるある...)

 

 

こうして約3ヶ月かかって見積もりをとった結果、

手ごたえの良かったキャビネBに通うことに。

実際行ってみると、女医さんばかりのキャビネで、

初回のアポから、流れ作業ではなくしっかり時間をとってくれたり、

現在のお口の状態についての説明、

またこのキャビネの施術方針の説明をしっかり受けました。

 

 

「うちはかなり完璧主義なので、合わない、と思ったらお断り頂いても結構ですよ」、

と院長先生に笑顔で言われたことも◎

 

 

初回診察を経てもらったキャビネBの見積もりは合計で30万円ほど、

治療期間はキャビネAと同じく約3年とでました。

 

 

概ね15歳頃までの永久歯が生えそろうまでに歯列矯正の施術を始めていれば

全額国民健康保険で払い戻し対象になるらしいのですが、

悲しいかな、私は当時29歳…

 

 

でもまあ最初のキャビネAに比べるとかなり安いので即決!

キャビネAとキャビネBの治療費の差50万円とは、

やはりあの立地とデコレーション…

 

 

さて、そんなこんなでキャビネBにお世話になることにしました。

こちらは院長先生の言葉通り、完璧主義をウリにしているだけあって、

器具を付ける前にまだまだやることが。

 

 

まず親知らず3本の除去(こちらも指定の病院での処方箋が発行されました)、

さらに前歯の一本の歯茎の中で炎症が見られるので、

こちらも治療した上でなければ、歯列矯正の処置は開始しない旨のお話がありました。

 

 

うーむ。

良い歯並びへの道は険しい!

 

 

歯列矯正=矯正器具の設置 と思ってたので、

すぐに治療が始められないことにもどかしさを感じていたところ、

「親知らずや炎症を放置して歯列矯正を始めたら、数年後にやり直さなければならず

結果、時間もお金も余計にかかってしまう。

最初から完璧に仕上げる気持ちで、一緒に頑張りましょう!」と、説明があり、

院長先生はじめアシスタントのみなさんにも励まされて、俄然やる気に。

 

 

...で、この初回のアポから歯列矯正器具の装着まで実に一年近くかかりました。

我ながら根気強く頑張った!

親知らずの抜歯で全身麻酔→大事をとって1週間出勤停止になる、って思わんかったよね...

 

 

 

その後、お決まりの矯正器具を装着、毎月の調整に通い、

器具を外すまで2年半なので、合計3年半がかりで、歯列矯正を行いました。

矯正器具の調整だけではなく、噛み合わせのために輪ゴムを装着したり、

器具の一部の針金が外れ歯茎に当たって痛くなり、急いで駆け込み診察、

などなども経験済みです。

 

 

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さて、まとめると…

 

◎良かったこと

当たり前ですが、歯並びが良くなったこと!

矯正医の治療方針をしっかり説明してもらえるキャビネだったので、

なぜこの方法なのか、を、臆することなく聞くことができる雰囲気でよかった。

 

あと、子供の時から気にしていた全体的な歯の黄ばみについて相談したところ、

歯列矯正が完了したときに一気にホワイトニングをかけてもらい

(こちらも歯列矯正の費用に含まれていると言うことで治療費用追加はなし)、

また治療完了後、3年に一度の定期検診も費用がかからないシステムなのが良いです。

 

 大勢の前でのプレゼンや、初対面の人との挨拶も、にっこり歯を出して自信がもてる!

 

 

 

●よく考えればよかったこと

唯一の後悔は、自宅からキャビネまでの距離をよく見ていなかったこと。

特に歯列矯正中は、毎月一度は調整のために足を運ぶ必要があり、

合計で30回ほどは通わなければなりません。

職場から昼休みに走って行ったり、歯列矯正の後半に第一子を妊娠したため、

大きなお腹をかかえてパリ横断片道45分の移動はやや辛かった。

※でも後悔はありません!

 

 

 

10年前は、歯列矯正したいなぁ…

でも高くつくし、時間もかかるし…と二の足を踏んでいましたが、

今となっては、すぐに行動に移した自分を褒めてあげたいほど満足しています。

心なしか昔はよくあった頭痛も噛み合わせが良くなったからか今はありません。

 

 

ここ一年ほどは、マスク必須の生活なので、

このタイミングで歯列矯正したら目立たなくていいなあ、と、このエントリを書きながら思いました。

 

 

さてさて、今日はここまで。

フランスで、大人になってから歯列矯正を始めようかな、

と思っている方の参考になれば嬉しいです。

決して高いハードルではないと思います!

 

 

 

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