info from Paris パリで考えるブログ

パリ在住10年フルタイムワーキングマザーの日常生活と頭の中

パリで保育園を確保するために必要な2つのこと

 

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待望の妊娠、日々おなかの赤ちゃんの成長を感じられてして嬉しい!

仕事も引き継ぎして、産休に入るスケジュールもほぼ決まって...

さてさて、子どもの預け先どうしよう!

子どもを保育園に入れたい!でもどうやって?

 

コネと交渉スキルが大切なこの国で、異国人のわたしがどうサバイバルしたか、

お伝えします。

 

もし保育園が見つからなかったら仕事どうする…?という不安に悩まされながら、

暗中模索で片っ端から情報収集。

公園で知り合ったフランス人ママ、パパに「お子さんもうすぐ保育園ですか?どうやって申請しましたか?」と聞いたり、

在仏歴が長く、先輩ママの日本人のお友達に経験談を聞いたり。

その経験をまとめましたので、同じ境遇の方の参考になればうれしいです。

 

※パリ左岸の、とある区の場合です。

お住いの地域によって状況が異なるため、こうすれば必ず保育園が確保できる!というわけではない点をお含みおきください。

 

 

必要なもの2つ!

公立保育園狙いの場合 →「区役所の担当窓口でアピールするためのフランス語」

私立保育園狙いの場合 →「きちんとしたフランス語で書かれた入園希望のお手紙」

 

 

 

公立保育園の場合

公立保育園のメリットは、保育士さんが必ず国家資格を持っている公務員であること、また、その地区に根ざした教育が行われること、です。例えば、近くの公立図書館と組んでイベント、近くのマルシェ市場がでるときに買い物に行く、など、地元で色々な経験をさせてくれる。

 

とはいえ、正直、公立私立どっちでもいいから受かってくれ〜と思ってました。

 

 

妊娠が分かってすぐ!〜妊娠初期

~ひたすら区役所へ通う~

妊娠が確定したら、産婦人科医が証明書Certificat de Grossesseを発行してくれます。その証明書を持って区役所へ。

この証明書は、出産する病院の予約にも使ったり、勤務先の人事部にも提出したりするため、あらかじめ複数枚発行してもらったり、あるいはコピーを渡したりするのがよいかも。

 

自分の住んでいる区役所に行き、保育園受付担当の窓口で、

・希望する保育園はどこか、候補2つまで登録

・保育園の希望利用開始日はいつからか

・保育形態の希望(週何回?認可保育士さんの自宅預かりも候補にする?)

などを聞かれます。

私は出産後、育児休暇を取得予定だったため、ある程度頭の中でスケジュールを組んでおき、窓口でおおよその日付を伝えました。

 

窓口担当のスタッフがデータベースに情報を入力し、その後、登録証明的な書類をもらいます。ここに、申請番号と申請日付が記載されているので、都度、この書類を持って区役所窓口で問い合わせると、窓口でのやりとりがスムーズです。

 

私はこの時、どのように入園許可が下りるのかを聞きました。

公立保育園は、区の保育園の協議会メンバーが決めるとのこと。…ということは、園長先生にアピールしても無駄ってことか~、と、この時点で認識。

 

まだまだ出産が先、しかもどうやら、保育園が外れた人がこの窓口でゴネるケースが多いようで、「はい、もう登録は終わり。また出産後にきてね」と、さばさばした対応でした。

実際、隣の窓口の人は「私は両親がブルターニュで病気やし、なかなか手伝ってもらえないから、絶対保育園に入れたいんです!」と言ってかなり話し込んでいました。

 

 妊娠後期(その1)

どうやら、妊娠初期の一度しか申請をしていないと、情報が更新されず、自分の書類があとから来た申請に埋もれ、どんどん後ろにまわってしまい、優先順位が下がってしまう!と初回申請の時に聞いたので、「まだ入園を希望していますよ」というメッセージを伝えるため、引き続き区役所へ。

 

「あら、あなたもう登録用紙持ってるじゃない?」と言われてもめげず、Je suis venue pour mettre à jour de mon dossier(状況報告に来たんです)、といって、妊娠後期に計2回、足を運びました。

1回目は世帯収入の記録の年度更新(うちの場合、年収に変更があったため)、

2回目は妊娠の経過報告(私の場合、妊娠7ヶ月目と早い段階でドクターストップの出産休暇が出たので、出産休暇に入った報告)です。

 

区役所側でも訪問の記録が残るようで、都度、日付を更新してもらい、登録用紙をもらいました。もちろん、更新日が記載されているか、都度確認も忘れずに。

「新しい日付の方が目に留まりやすいのよね」と、窓口の人が言っていました(だからといって優先順位があがるのかは未確認です…)

 

 

妊娠後期(その2)

就職活動にしろ、美味しいレストラン探しにしろ、やはり、口コミ、コネが一番、効果的なことを実感する場面が多々あるこの国。

 

月に一度、公立保育園の園長先生代表が窓口相談会を開いているという情報を区のお知らせポスターで見て、申請しました。すでに産休に入っていて時間があるし、やって損はないだろうと思い。

 

一世帯につき15分、一度のみのチャンスで、あくまでも保育園の確保は協議会による決定ですよ、という前触れでしたが、結論は、「行ってみてよかった」です。

「公立保育園は協議会で決定されると聞いていますが、それでも、もしレターを送りたかったら、誰宛に送ればいいですか」と聞いて、園長先生のメールアドレスをゲットしました。

なんとなく、協議会の場で子どもの名前を一度見たことがあるかどうかがカギな気がして、第一希望の公立保育園の園長先生宛にレターを作成し、送りました。

 

出産後

これでもかというほど通った区役所に、最後の状況報告…

ただしこれは、私ではなく、フランス人の主人が出生登録がてら、ついでに行きました。

できることはもうやった!あとは結果を待つのみ… ドキドキ

 

 

 

私立保育園の場合

私立の場合は、独自の教育方針を掲げているところが多いです。

まだまだ子どもなので本格的とは言えませんが、音楽に力を入れていたり、体操に力を入れていたり。また、親の仕事が不定期で、週末、早朝、深夜の時間帯も、私立保育園であれば対応可能なところもあります。

 

妊娠初期

区役所でもらったリストを見て、手元に、近隣の私立保育園の住所と連絡先をまとめます。この区役所発行のリストがわりとあやふやで、公立保育園の情報は比較的正しいものの、私立保育園の場合はかなり信憑性に欠けました。閉まってるはずなのにまだリストに載っていたり、新設の保育園が載っていなかったり。

 

そのため、ネットでも並行して情報確認を。

たいてい保育園のHPがあり、入園希望の場合はどのようにするのか記載されているので、それに従います。住所しか公表していない園には手紙を郵送、「所定のフォーム(もしくは指定メアド)経由でご連絡ください」と明記している園にはその指示に従い、それぞれ入園希望の連絡を行いました。

この時点では、「受信完了しました」という記録があるのみ。これは念のためとっておきました。

 

 

妊娠後期

3か月ごとを目安に、状況報告を兼ねてそれぞれ再コンタクトします。

私の場合は「○月○日に~で手紙を送付したものです。引き続き◇月からの入園を希望しており、状況を報告致します」という主旨で、妊娠後期に再度、レターを送りました。

 

 

出産後

繰り返しになりますが、また同じ方法で連絡します。

私の周りには、押し掛けて直談判!というツワモノもいましたが、保育園側が迷惑だろうなあ、と思い、私はしませんでした。

「○月○日に~で手紙を送付した者です。無事に□月□日に出産し、◇月からの入園を希望します」という主旨。ここまでかなり、のれんに腕押し感。

産後の疲れ、睡眠不足にさいなまれながら「もしどこも保育園が見つからなくて、ベビーシッターさんを雇うとなると…面接設定したり、個人契約書の準備したり、面倒…」と、手続きばかりしていて返事がない中、不安な日々でした。

 

 

結果!

4月末に無事、第一候補の公立保育園から「9月から入園可能」との手紙が郵送で届き、その日のうちに指定された番号に電話で回答しました。

4月の協議会で9月入園を決めるようで、その結果、うちの子どもを受け入れることができます、ご希望の場合は...というような文面でした。

 

当初希望していた、法定産休後すぐの4月からの入園は、フランスでは学年度の途中のため、「年度中の空きは滅多に出ないから無理そう」、と区役所の窓口でアドバイスをもらい、新学年度が始まる9月狙いにしたおかげで、無事に良い回答を得ることができました!

法定産休終了後、保育園入園までの半年間は、完全有給ではなかったですが、社会福祉事務所からの手当ては少しだけあり、多少助かりました。

 

 

 

さて、満足度は?

第一希望の保育園は公立ですが新設の保育園のため、設備が新しい点、また家からの距離が近い点などを考慮し、満足度は十分です。集団保育なので、風邪やちょっとした怪我もありますが、集団生活での身のこなしを日々学んでいる印象です。

 

母親としては、月齢10か月までべったりお世話していたので、9月からの慣らし保育にかなり苦戦しました。「ご飯も食べず、ずっと泣いてるし、先ほど泣きすぎて吐いたから、すぐに迎えに来てください」なんてこともありましたが、今では保育士さんやお友達の名前も覚え、元気に通っています。

  

グルメの国フランス。保育園のお昼メニューもこのように、1歳児にしてすでに、前菜、メイン、デザートもしくはチーズ、と、大人のレストランのような献立であるのはさすが。

 

前菜 さやえんどうのサラダ

メイン 無農薬の羊肉のソテー

副菜 きのこのピュレと味付きセモリナ

チーズとデザート 有機無農薬リンゴ

 

はっきり言って、手抜き料理の時の家ごはんよりも、保育園のほうがバラエティ豊かなものを食べてます。

 

 

一足遅く、10月初旬に私立の保育園のうちひとつからも受け入れ可能の連絡がありましたが、すでに公立に通っています、と辞退させていただきました。

ありがたい限り。

 

 

 

それでは今日はここまで。

この情報がお役に立てれば嬉しいです。

 

 

まとめ

公立保育園の場合 → ひたすら区役所へ通う

妊娠がわかったらすぐに区役所で申請用アカウントを申請する(要、住居証明、収入証明など)出産までに年度をまたぐ場合、また引っ越し、収入などに変更があった場合は都度アカウント情報を更新

(情報更新のたびに、優先順位を上げてもらえるような印象がありました。区役所窓口の方々の口調から)

 

 

私立保育園の場合 → 手紙でアピール

妊娠がわかったらすぐに連絡先をリスト化、それぞれに手紙を書き、Eメールもしくは郵送で送る。

出産後、再度手紙で連絡。引き続き希望していることを伝えるのがポイント。

急ぎの場合は電話でもよいかもしれませんが、保育園では基本、安全面を考慮し、業務時間に関わらず外部からの連絡を受け付けていないので、嫌がられる可能性あり。

 

当たり前かもしれませんが、公立、私立問わず、一人目よりも二人目、二人目よりも三人目、と、世帯の子どもの数が増えるほど、保育園の優先順位は上がるそうです。