フランスで考えるブログ

フランス在住 大阪出身の金融業界フルタイム勤務のわたしの日常生活と頭の中

【フランス語学習】「書けないと使えない」という話

こんにちは ごまめです。

 

 

夏休み終盤!まさか2か月まるまる有給休暇などとれるはずもなく、

うちは7月に子どもたちを学童に入れてしのぎ、

8月は在宅勤務と義理の両親のサポートでなんとかやってます。

はよ新学期始まれ~

(フランスの新学期はこよみどおり9月1日始まり、、、)

 

 

さて、今日は「書けないと使えない」と思ったこと。

 

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フランス語の生活に慣れてくると、

耳で聞いたものを同じシチュエーションで自分でも使う、というテクニックを用いて

意外と、文字ではなんて書くかわからんけど、こういう時にはこのフレーズ!

みたいなのがわかってきます。

 

 

その結果、文字ではなんて書くかわからんけど っていう単語が増えてきて、

で、そういう単語って、いざ書こうと思うと書けない。

 

 

生活に必要な単語ほどこの傾向にあって、例えば、

「坂道」=pente 

'en' は、無理やりカタカナにすると「オン」の音に近いので ponte と書いちゃったり。

 

「男物のぱんつ」= caleçon 

'le' の e が聞こえないことが多くて、calçon て書いたり。

 

 

今朝も、買い物リストにフランス語でなぐり書きしてたら、

ティッシュの箱 = boîte de mouchoirs の最後の s を忘れてたり。

ティッシュの箱には、たーくさんのティッシュが入ってるでしょ、だから複数形!

と義理の母より指摘あり)

 

 

フランス語は、複数形の S がついてようがついてまいが、発音は同じなせいで、

例えば「8時」っていうのも、huit heures  ← ほら、複数形の s が!

 

 

結局、その単語や文章を自分の手で「書けないと使えない」ということを

身をもって実感しています。

 

 

 

自力で編み出したこの問題の解決方法はずばり「とにかくフランス語を読むこと」

特に、抽象的な社会科学系の本よりも、物語、

その中でも、主人公が自分の境遇と似ていると、やっぱり出てくる単語が似通ってて◎

 

 

 

そんなこんなで、今年の夏はこちらの2冊を読み、今3冊目です。

 

 

 

不思議なもので、フランス語で読んだら、頭がフランス語モードに切り替わって、

会話してても、「あー、あのリエゾンはあそこが複数形だったから」なんていう

発見もあって、面白いです。

 

 

 

去年は一時的に、ガーッと勉強した時期がありましたが、

悲しいかな、やっぱり使わない単語や用法って、だんだんと抜けていくんですよね。

 

 

やる気になって資格取得に向けて勉強していた話はこちら ↓

www.infofromparis.com

 

 

 

フランス語の生活も、慣れてくると、わからなくてもそれなりに推測できたりして、

いちいち調べない→ スペルがわからん→ 他の知ってる類義語でしのぐ

の悪循環。

 

 

フランス人の同僚によると、

「ちゃんとした正式な手紙をフランス語で書けるかどうかで、その人の知性や能力って

だいたいわかるよ。

スペルミスがあるのは論外だけど、文章の構成とか、単語の使い方とかで判断するの」

とのこと。

 

 

 

9月になったら、語学習得に終わりはない!と肝に銘じ、

フランス語の勉強を再開したいと思っています。

 

 

 

日本語にもなってる「デジャビュ」の déjà-vu の déjà も、

e だろうが é だろうが、日本人のわたしの耳にはおんなじにきこえる、、、

フランス語の先生にこの話したら、やっぱりこれが聞き分けられると、

é と è の違いもわかるんだそうな。

 

 

 

今日はここまで。

この記事が、みなさんの頭の片隅にでものこればうれしいです。

 

 

 

今日のおとも

Oasis 『Don't Look Back In Anger』 


www.youtube.com

 

 

フランス語のネタやから、フランス語の歌ちゃうんかい!と思ったあなた。

大変失礼しました。

この夏、車移動中にSpotify のおすすめプレイリストに入ってたのを聞いて、

20年ぶりくらいに、個人的にOasisがきてます。