フランスに暮らして10年超。
じつは、首都パリ、今の自宅と、バカンスで過ごす田舎の別邸、いろんな種類の場所に住んだことがあることに気づき、今日はそのまとめを。
フランスに来る前は、フランス=パリ のイメージだったのですが、
パリを離れると不思議なもので、パリはフランスの一都市であるに過ぎない、と思うようになりました。
実際に統計をみても、フランスの人口のうち、首都圏とよばれる イルドフランス(île-de France)圏の人口は、全人口のうち19%だそう(INSEEの2019年データ)。
5人にひとりが首都圏にすんでる計算です。残りの4人は地方住み。
参考までに、日本の首都圏の人口は、全人口の24%なので、日本も近いっちゃあ近い。
さてさて、本題の【住むとこ比較】
完全に個人的な感想で「必ずしもこう!」という情報ではありませんのであしからず
パリに住む
◎メリット◎
地下鉄使って30分あれば、たいていのところは行ける
話題のレストラン、お店、美術館、展覧会などにアクセス良し
何にでも手が届く
仕事のオファーが多岐にわたってある
学校のレベル、種類がたくさんある
お医者さんのアポが取れ易い
×デメリット×
人が多い
失礼な人も多い
落ち着かない
家賃、物価が高い
パリ20区ではなく、首都圏に住む場合
(パリから郊外に延びる長距離RERに乗っていく30㎞程度の範囲場合)は、
以下「地方暮らし」と「パリ暮らし」のいいところと悪いところ
どちらも持ち合わせているととらえていただければ。
地方に住む
◎メリット◎
みんな心に余裕があり、結果、優しい
基本、家族は一軒家住み(家が広い)
自然に触れ合う学校関連行事が多い(森の散策など)
徒歩圏でパン屋さん、郵便局くらいはあるのでなんとかなる
×デメリット×
車がないといろいろ大変(特に子どもがいる場合)
電車の時刻表見てから外出が必須、帰宅時も同様
公立学校の質はピンキリ
お医者さんのアポは1年がかりでとる
仕事の種類が少ない
おしゃれなお店は少ない
田舎に住む
◎メリット◎
「地方に住む」のメリットに加え、静か!
自分の好きなことに没頭できる
景色を見ながら、日常では考えなかったことを考えることができる
(画家や美術作家などアーティストの人が田舎に住むの、なんとなく分かる!)
×デメリット×
「地方に住む」のデメリットに加え、以下、、、
昔から住んでる人の権力的な何かがある
言葉遣いが田舎
公立、私立問わず学校の選択肢がない
身なりに気を配らなくなる
子どもの送迎は自家用車
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子どもがまだ保育園に行く前(例えば産後すぐとか)であれば、
「田舎暮らし」が一番気楽でした。産休、育休中だったし。
で、子どもが学校に行くようになれば、やっぱり選択肢は「パリ」か「地方」ですね。
あと、関係ないけど、田舎のスーパーやマルシェで買う野菜はデカい。
こうやって考えてみると、仕事で週に何度かパリに行き都会の空気を味わい、
在宅勤務の日には地方住みを満喫する、っていう今の生活、バランスが良くて好き。
今日はここまで。
フランスでの住居を比較検討されてる方の参考になればうれしいです。
今週初旬は超暑く、パリでは41度を記録しました。
日本の夏を思い出した。。。
下の子が熱中症みたいになったので、子どもたちは学童を休ませて自宅子守り。
UNOが大活躍しております。
所詮カードゲーム、と思って舐めてたけど面白い。
猛暑の日に限って、なぜか商談のためパリに行くスケジュールなん、なんで?
前の猛暑日についてはこちら
あと、最近読んでる 林真理子さん「白蓮れんれん」
明治、大正、昭和初期あたりの華族が題材になっている小説好き。
夏休みのおともにぜひ。
今日の在宅勤務のおともはこちら ↓
あいみょん「ハート」
在宅勤務でいつも声だけ聴いてるから、こうやって映像で見てみると、
外見が「イメージ違う!」とびっくりすることがあります。