こんにちは。ごまめです。
あっという間に季節が移り変わり...フランスはすっかり冬。
先週は最高気温が10度以下の真冬日がありましたが、今週は日本と同じ暖冬。
冬にぐっと冷えないと、翌年の夏に蚊やハエが増えると聞くので、
個人的にはもっと冷えてくれてもいいのに、と思ってます。
フランスでの虫との戦いについての記事はこちら ↓
秋冬服に衣替えしたタイミングで、フランスで ZARA最強!! と感じたのでその話を。
数年前まではパリの中心部に H&M, Gap, ZARA がありましたが、
前者2社はすっかり淘汰され、その跡地にZARA が入ってます。
便利な立地に店舗が必ずあることと、手を出しやすい価格帯であること、
また流行を適度に取り入れたデザインであるためとても人気なのです。
…で、ここ1年ほど、その勢いを肌で感じてます。
実店舗は、パリ市内は路面店がたくさんあり、
車でしか行けないようないわゆる郊外では主要なショッピングモールに入っていて、
あれ?ここにもある!という感じ。
そして驚くのがオンラインストア。
わたしも好きでよく見るのですが、トップページは1週間に2、3回は変わるし、
パリファッションウィークやパリコレクションで大手のメゾンが発表したデザインと類似したのが、その数週間後には出てます。
価格帯も、20ユーロ前後のものから、高価格帯の150ユーロ前後のものまで多数。
文字通り「ファストファッション」。
携帯端末から閲覧しても見やすい画面で、
検索バーがトップページに出てるセンスが秀逸!!
オンラインと実店舗の連携もちゃんとできてて、
わたしがよく利用するのは、Click and Collect(クリックアンドコレクト)という
ネットで支払い → 実店舗で受け取り が可能なもの。
実店舗ではやはり品数が限られるので、
ネットで見て購入 → 実店舗で受け取り → 家で試着して気に入らなければ店舗で返品、
というパターンが多いです。
最初は、返品ちゃんと受け付けられるのかしら、と心配でしたが、
レシートがメールのQRコードなのでレジでの作業はコードを読み取るだけ。
店舗で処理してから10分後にはメールで「払い戻し処理が完了しました」の通知。
そして2日後にはもう銀行口座に入金されてます。
この前購入した子ども用ニットの返品確認メールも、お店から出てすぐに受信
↓ その後10分後には、返金処理完了のメールも受信。
うちは家族そろって、Uniqlo はベーシックな服、
Zara は適度に流行をおさえた服、というので使い分けしてます。
もうデパートに入っているようなブランドの服はここ数年買ってない...
スペインが本社の Zara
Zara に勤めてる知り合いに「Zaraすごいよね!」という話をすると、
裏話を教えてくれました。
・オンラインストアの写真は、モデルさんたちのすぐ横にWebチームが待機してる
→ すぐにデータ処理できるよう100名体制のWebチーム
→ 撮影は1週間かけて、その先1か月間に発売される商品をまとめて撮影
・店舗スタッフの負担を減らすよう、商品はハンガーに掛けた状態で出荷し時短。
・店舗へは基本ワンショットの入荷として入荷業務をラクに
・ Inditex というファッション商品流通を専門に扱う会社が母体。
→売上、収益は右肩上がり(コロナで落ち込んだもののFY2022粗利は前年比3割増)
(やっぱりね!詳細は→https://www.inditex.com/itxcomweb/en/investors/finance
安価に大量の服飾品を生産し、売れ残った商品は破棄する、という方法を
指摘されるファストファッション業界。
ここ最近消費者の意識の高まりを反映してか、Zara は Pre-Owned という
古着ラインもたちあげるようで、大企業なのにそのスピード感はやはりすごい。
↓ 2023年12月時点ではサイトはあるがまだ稼働してない状態
にしてもシャレオツなサイト。
なんだか Zara の回し者みたいな記事になってしまいましたが、
とにかく Zara はいつ、どのお店に行っても混んでるので
フランスに来られる機会があれば、ぜひこのスピード感、Zara最強説を感じるために
お店に足を運んでみてください。
今日はここまで。
この記事が、日本からフランスへ旅行を予定されている方の参考になれば、
また、フランス在住日本人の方の共感を得られればうれしいです。
フランスでもUniqloを利用してマイサイズをみつけるテクニックはこちら
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